服にシワをつけるのに一番いい方法は何だろうか?



・・・誰が最初に考えたか分かりませんが、今ではシワ加工というのは人気の加工。
それこそありとあらゆるブランドが、ありとあらゆる物にシワを付けてます。
インパクトもあるし、使い込んだ感じも出ますからね〜。
特に革製品(ライダースとか)には今や欠かせない!

で、そのシワ加工というのをどうやって加工するかが問題なのです。
革製品なら洗って絞って干せば(乱暴な言い方ですが・・)いいのです。
実際はいろいろな薬品使ってるらしいですが。
その辺が各ブランドの秘伝(!?)なのでしょうね・・・。

ところが普通の、例えばコットンとかだとそうはいきません。
最初に薬品などでシワをつけても洗うたびにどんどん戻っていきます。
たとえ洗わないもの(アウターとかね)でも、革と違って着ていくうちに伸びて戻ってしまうのです。

なんとか革以外にもシワ加工を定着させたい・・・。
そこでみんなは知恵を絞りました。




・・・そんな殺伐とした時代に救世主が!!



いや、そんなたいした事でもありませんが。

「そうだ、金属の糸を編み込めばずっとシワがついてるぞ!」
そんなわけで金属の中でも錆びないステンレスが選ばれ、使用されましたとさ。



はい、前置きが長い。

で、ステンレス編みこまれたアウターが今年もいろいろ出てます。
特に細身系のブランドにとってはシワ加工って欠かせなかったり。
自分も今年の春夏に買ったヴィリジアンのM65がステンレス混なのでお世話になってる技術です。

しかしこのステンレス加工には大きな欠点が。

それは金属アレルギーとチクチク。
金属アレルギーは言わずもがな。
肌が弱い人は避けた方が無難です。
肌に非常に悪い。

そして肌触りが最悪で、素肌に着るとチクチクします。
金属の糸が肌に刺さるのです。
はっきり言ってかなり不愉快。
長袖を着てからじゃないと辛いですね・・・。

あとステンレスの性質上、ちょっとテカテカするのも欠点かも。


しかし現時点ではコットンなどにシワをつけるにはこれが最良だったり。
いつか素晴らしい技術が発見されて、ステンレスに頼らなくてもシワ加工が出来るようになるのを待ってます。

今日長っ!

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